12月
09
2014

アスペルガーを克服するために。

私が通っていた大学は、国公立の工学部だということもあり、かなりキツキツのカリキュラムが組まれているところでした。
最初の2年間はひたすら基礎的な勉強をして、中にはついていくのがやっとの科目もありました。
そして2年が終わろうとしていた頃、それまで特に交流のなかった同じ学科の人からカラオケに誘われました。
どうも学部のかなりの割合の人を誘っていて、大きなパーティを開くようです。
僕は、小さいころにアスペルガー(アスペルガーのことを詳しく知ろう! アスペルガーの誤解をなくすために)っていう病気と言っていいのかっていう感じの、自閉症的なコミュニケーションを取るのが苦手なものを持っていて、人と接するのが苦手だったのですが、せっかくなので参加してみようと、私も参加の意思を伝え、当日会場であるカラオケ店へ。
既に主催メンバーは着いており、店員さんと部屋のことについて話していたのですが、結構な大人数が集まったため大部屋1つでは入りきらず、いくつかの小部屋も借りることになりました。
そして大方の人は集まり、パーティ開始。
流れ始める歌は、流行のJPOP。
まあそうだろうなと思いつつ適当に備え付けてあったタンバリンで囃していました。
ところがあるところで流れが変わります。
耳に入ってきたのは数年前に流行ったアニメソング。
有名アーティストのタイアップ曲などではなく、あからさまにアニメの曲とわかるものです。
ぶっちゃけてしまうと、「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディング、「ハレ晴レユカイ」でした。
勇気あるなあと思って面食らいつつも聞いていたら、そっちのジャンルが解禁になったと言わんばかりに次々とかかるアニソンたち。
なんだ、みんなそっち側だったのか!
それまではバイトのことだとか就職のことだとか無難な話ばかりしていたのが、一転オタク話に花が咲きました。
どのキャラが好きだとか、あの声優は知っているかといったことを嬉々として。
その日から、私の大学生活は色鮮やかになり、毎日が楽しくなりました。
それまでは学部に女性が3人しかいないことも相まって、自分は灰色の大学生活を送って終わるんだろうと思っていたので、これは想定外の嬉しい出来事です。
残りの2年、私は充実したキャンパスライフを送ったのでした。
当然、彼女なんて出来ませんでしたが。

 

Leave a Reply